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 米大統領選の不正行為が相次いで暴露されている中、エセックス郡ナトリー投票所の一人の監査員が開票初日に、10箱の投票が不当処理されたことを目撃したと伝えた。

 ニュージャージー州ナトリー投票所の開票スタッフであるピエラ・アキュマンノ(Piera Accumanno)氏によると、大統領選当日夜8時の時刻に、選挙局の職員が二人の男を連れて、投票所から投票が入った箱を二つ搬送しようとした。この二箱はまだ封じられておらず、移動させてはいけないはずだった。アキュマンノ氏は彼らを止めようとしたが、ダメだった。彼女は「彼らは身構えていた」と振り返った。強引に搬送された二箱には、それぞれ当日投票と郵便投票が入っていた。

 その後、アキュマンノ氏は選挙局の職員の後を追っていった。そして彼女は目撃したことを述べた。「彼らは選挙局ではなく、ナトリー市政府ビルに向かった。当時、そこには他の投票所から運ばれた8箱もあったため、合計10箱。彼らは建物の中に入ってからロックをかけて、他の人の出入りを禁じた。ガラス窓越しに、彼らは箱から投票用紙を取り出して整理し、他の何かを投票箱に入れたのが見えた」

  アキュマンノ氏は「彼らは勝手に投票箱を開けてはならなかった。10箱とも開けられ、違うものを入れてから箱を封じた。その後、投票箱はトラックに積まれて、ナトリー市政府ビルから離れた」と話した。彼女は選挙局がこの10箱の投票に対し不正行為を働いたと疑っている。

  現時点で、ニュージャージー州エセックス郡ナトリー選挙局はこれに対し、いっさいコメントを発していない。

(翻訳・北条)