秋冬に入ってから、中国各地で新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)が相次いで確認された。 11月10日、湖北省潜江市で、新型コロナウイルスの核酸検査で陽性を示す症例が発見された。湖北省疾病管理予防センターは、新型コロナの予防と管理に関する緊急警報を発した。
中国メディアの報道によると、湖北省県潜江市では11月10日、海外移入例の感染者が確認された。当該市民は2020年10月16日にカザフスタンから帰国し、核酸検査の結果が陽性となった。当局は同日夜より彼が住んでいた地域を閉鎖処置、すべての住民に対して核酸検査を実施した。湖北省疾病管理予防センターも同日、感染の予防と管理に関する緊急警報を発令した。
最近、上海市、安徽省、天津市、雲南省などでも新型コロナの確認症例が報告されている。
上海の疫病予防の専門家である張文宏氏は「今秋と冬に第2波の流行は避けられず、そのうねりは第1波を超える。また、80%の人が無症状感染であることが非常に恐ろしい」と述べた。
公開資料によると、新型コロナの流行は湖北省武漢市から始まり、今年初頭に急速に世界に広がり、パンデミックとなった。多くの国際機関やメディアはこれは第二次世界大戦以来の世界が直面する最も深刻な危機、及び歴史上最も深刻な公衆衛生事件だと述べた。2020年11月12日の時点で、世界191の国と地域で5千万件を超える確認症例が報告されており、そのうち128万人以上が死亡している。
(看中国記者・文儷/翻訳・北条)