ペンシルベニア州の有権者データベースの研究者の分析によると、ペンシルベニア州の10万枚以上の郵便投票用紙には、発送日と返却日に偽造の兆候が見られた。多くの投票用紙は、郵送された日よりも早く返却された。郵送される前に返却されていたという事実は、完全に常識を超えている。
ペンシルベニア州の有権者データベースはオンラインで公開されており、最終更新は11月10日で、郵便投票の発送日と返送日が含まれている。
この研究者はこれらのデータに対して、5.1万を超える郵便投票用紙が郵便局で発送された翌日に返送されてきた。約3.5万の郵便投票用紙は郵送当日に返送されてきた。また、2.3万を超える郵便投票用紙の返却日は郵送日より早く返送されてきた。また9,000枚の郵便投票用紙は発送日がない。これらの投票用紙のほとんどが民主党のものだった。
ペンシルベニア州では、郵便投票を希望する有権者は、まず郵便投票を申請し、白紙の投票用紙をUSPSを通じて郵送してもらわなければならない。投票者は白紙の投票用紙を受け取ったら、必要事項を記入して署名し、郵送または本人が投票用紙を返送する。このプロセスは通常、数日から数週間かかる。
米国郵便公社(USPS)は10月29日に「10月1日より、投函された投票用紙を含む第一種郵便物の平均配達日数は2.5日となる 」と発表した。データベースに表示されている郵便投票の発送日と返送日に重大な問題があるようだ。
このデータを分析した研究者は、複数のUSPSの現場技術者に問い合わせたところ、これらの郵送された投票用紙の返却日は「不可能」との見方を示した。
また、ペンシルベニア州では今年、有権者が郡の選挙事務所やその他の指定された場所で、郵便投票や不在者投票の申請、受取、記入、投票を行うことができるようにしている。これで投函日のない投票用紙の説明がつくとはいえ、他の郵便投票の日付問題は説明がつかない。
また、少なくとも31人の「有権者」が、州内で知られている最高齢者よりも年上であることが判明した。現在、ペンシルベニア州で知られている最高齢の誕生日の男性は、1907年生まれの113歳のアーディス・グロースさんだが、31人は全員1900年から1907年の間に生まれている。1900年1月1日生まれの「有権者」は他に20人ほどいた。
(看中国記者・程雯/翻訳・藍彧)