自由アジア放送11月2日の報道によると、世界保健機関(WHO)の国際専門家グループと中国共産党専門家が10月30日、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の発生源調査に関する初めてのビデオ会議を開催し、中国国内外で連合専門家グループによる正式な中共ウイルスの発生源調査が開始した。
この調査チームは疫病の最初の発生地武漢に行く予定だが、具体的な時間はまだ不明だ。
自由アジア放送の報道によると、WHOは中国に入って調査を行うために、北京当局に対して妥協した点が多くあった。WHOの内部文書によると、北京当局は最近、ようやく外国人調査員のリストを承認した。それと引き換えに、中国の科学者が調査の主要部分をリードする。 これに対し、元WHO法律顧問のジャン・ルカ・ブルチ氏は、WHOは中国に入ることを最優先事項としていると述べた。
米ハーバード大学公衆衛生大学院の元教授である李敦厚氏は、国際専門家チームが中国の現場で重要な発見ができることは難しいと述べた。彼は「武漢ウイルス研究所の研究室がウイルスを追跡するための貴重な手がかりであることは明らかだが、国際専門家チームが内情を知っている人々にインタビューすることを共産党政権が許すとは考えにくい」と指摘した。
(翻訳・藍彧)