抗議中の「アンチファ」のメンバー(イメージ:Wikimedia Commons / Old White Truck from USA / CC BY-SA 2.0)

 米国大統領選挙日の3日から、全米各地で「アンティファ」による抗議デモや暴動が相次ぎ、現地の治安維持のために多くの地域が警備を増強した。

オレゴン州ポートランド市

 極左グループ「アンティファ」の本拠地であるオレゴン州ポートランドで、総選挙投票日の11月3日夜から、アンティファによる広範な暴動や破壊行為が相次いで発生している。暴動は水曜日まで続き、オレゴン州はすでに州兵を出動させ、地元警察の治安維持に協力している。

 ポートランド市内の商店が荒らされ、略奪があったことが判明し、地元警察は暴動を起こした少なくとも11人を逮捕した。ポートランド地区警察合同指令センターが映像と画像を公開し、暴動や解決の状況を紹介した。

 ポートランド地区警察合同指令センターが公開した動画:

ニューヨーク市

 ニューヨーク市警は11月4日夜、押収した爆発物や尖刀などの武器を公開した。ニューヨーク市警察庁は「(我々は)平和的な抗議活動に武器を持ち込むことは許さない、持ち込んだ者は逮捕する」とツイートした。

 また、ニューヨーク市で、警察官が暴力的な挑発に直面している映像がソーシャルメディア公開された。ニューヨーク市警は50人を逮捕し、ナイフやテーザー銃、爆発物など多くの武器を押収したと発表した。

 街頭で放火する人もいた。ニューヨーク市警は、「私たちは人々の権利を支持するが、放火や他人の安全を脅かす行為は許さない。」

 ニューヨーク・マンハッタンの西村で、警察官の顔に唾を吐いた抗議者が逮捕された。

https://twitter.com/i/status/1324183003799658498

 

コロラド州デンバー市

 11月4日、コロラド州デンバー市でアンティファによる抗議があった。アンチファはデンバーの通りを行進し、「国境いらない、壁いらない、アメリカいらない!」と叫んだ。

(翻訳・藍彧)