ペンシルベニア州の控訴裁判所は現地時間11月5日午前、共和党の選挙観察人が開票の過程を見守ることができるという令状を発した。複数の米国メディアが報じた。
州控訴裁判所は5日、地方裁判所の判決を覆し、候補者や選挙観察人などが開票作業を間近で見ることを許可する即効判決(effective immediately)を下した。共和党はすでに選挙観察人を投票所に派遣していたが、約30メートル離れた所に立たされた。さらに開票作業の現場にはバリケードもあったという。
フロリダ州前司法長官のパム・ボンディ(Pam Bondi)氏は裁判所の令状を持って開票現場に向かった。しかし職員らは裁判所の確定判決に「抵抗」した。ボンディ氏によると、バリケードは開票現場から1.8メートルの場所に移されたが、同時に開票機も部屋の奥側に移動されてしまった。そのため、彼女は裁判所の判決が効果を発揮していないと訴えた。
これに対し、フィラデルフィア市はこの案件を州最高裁に上訴した。
(看中国記者・山上一龍)