ホワイトハウスで演説を行うトランプ大統領(イメージ:YouTube動画のスクリーンショット)

 米国時間5日午後6時半(日本時間6日午前8時半)、トランプ大統領はホワイトハウスにて演説を行い、「選挙の公正」を法で守る決意を固めた。

 トランプ氏は演説の中で、「不正票は一枚も数えてはならない」と強調した。彼は「2020年の選挙の公正さと真実性を守りたい。合法票を集計すれば、とっくに勝利した。不正投票をカウントすれば、彼らは選挙の成果を我々から盗むであろう」と述べた。

 「メディアやテック大手の明らかな偏りにもかかわらず、フロリダ州、インディアナ州、オハイオ州などの主要州で勝利を収めた。世論調査は大間違いであり、世論調査が予測していた青(民主党)の波は現れなかった。メディアは正確に報道していないが、実際には赤(共和党)の波だった。」

 トランプ氏は、今回の上下院の議員選挙で共和党が席数を確保したことを称賛した。「民主党は数億ドルをかけて上院でわれわれを打ち負かそうとしたが、彼らは負けた。共和党は下院で議席を維持しただけでなく、多くの新しい議席を獲得し、今年は女性共和党員が過去最多に当選した年である。また、ラテン系、アフリカ系、中国系アメリカ人、ネイティブアメリカンなどを含む、白人以外の有権者の投票数最多を記録した。」

 トランプ氏は3日の時点でペンシルベニア州、ウィスコンシン州、アリゾナ州などでリードしていたが、4日未明にバイデン氏へのみ数十万の投票が入り、劇的な逆転が現れたことに不正投票と疑っている。その後もトランプ氏とバイデン氏の差が拡大し続けました。

 トランプ氏は「バイデン氏との選挙のみならず、アメリカの大統領選挙の公平性を保つために、すぐに訴訟の手続きを進める」と強調した。

 彼は、アメリカ合衆国最高裁判所まで行く可能性があることを明らかにした。最高裁は1月20日までに最終判断を下さなければならないという。

トランプ大統領の演説:

(看中国記者・肖然/翻訳・藍彧)