11月3日の米総選挙の投票日には、数百万人もの有権者が、自動化された謎の音声電話を受けて、安全を確保して自宅にとどまるよう警告された。謎の電話が有権者の投票を妨害しようとしたものとみられ、FBIは調査に乗り出した。
ロイター通信によると、これらの事前に録音された通話では、音声を合成された女性の声で「Hello. This is just test call. Time to stay home. Stay safe and stay home.(意訳:こんにちは。これはテストコールです。家にいる時間です。安全を確保して、家にいてください)」
自動音声通話を受けた民衆によると、最初は疫病のためロックダウンのテスト音声通話だと思っていたが、考えれば考えるほどおかしい、これはある陣営が投票意思を抑制しているのかもしれないと思った。
ニューヨーク州の有権者の多くは、このような音声通話を受けたという。ニューヨーク州司法長官レティシア・ジェームズ氏は、この電話は有権者の投票権の行使を妨害しようとしたものだと述べた。
総選挙のスイング州の一つであるミシガン州の当局者は民衆の報告を受けたが、これらの音声電話は、投票所の前の列が長すぎるため、有権者に明日投票するように求めているものだった。ミシガン州の司法長官ダナ・ネッセル氏は、通話は明らかに詐欺で投票を抑制しようとする行為で、騙されないようにと呼びかけた。
このような自動音声通話(ロボコール)について、全国各地の当局が警告を発している。ワシントン・ポスト紙によると、この電話はニューヨーク、スイング州のノースカロライナ州、ミシガン州、フロリダ州、アイオワ州などの有権者を含む推定1000万人がすでに電話を受けたという。しかし、当局によると、現時点では通話の発信元は不明。これを受けて、FBIは調査を進めている。
(看中国記者・蘇菲/翻訳・藍彧)