国家信訪局はいつも通り大勢の陳情者で混雑している様子(イメージ:ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国共産党の重要な会議「第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)」の初日10月26日、会議が行われている「京西ホテル」は厳重な警備体制。 同日の朝、 市民からの陳情受付機関である国家信訪局は人で溢れていた。

 アップルデイリーによると、10月26日朝の京西ホテル周辺では大量な警備が配置され、私服警官の数も多く、パトカーで囲まれた。周辺では複数の道路が規制されているという。

 香港ラジオは、京西ホテルの外や会場付近の道路にはパトカーだけでなく、特別警察車両も走っていたと報じた。報道に掲載された写真では、付近の道路で交通規制が行われており、一般車両は迂回を求められていることが確認できる。

 「どれだけ悪いことをして、こんなに恐れているのか」とコメントしたネットユーザーもいる。

 ネット動画によると、5中全会初日の朝、国家信訪局はいつも通り大勢の陳情者で混雑している様子が映し出されている。動画撮影者によると、現場には陳情者だけでなく、陳情者を止める人も多くいる。また、地方で信訪局に行こうとしている陳情者が止められるケースもあるという。

5中全会初日の朝、国家信訪局はいつも通り大勢の陳情者で混雑している様子:

地方で信訪局に行こうとしている陳情者が止められる:

26日、江蘇省南京市の国家信訪局にて、警察が警備する正門に押し寄せる民衆:

https://twitter.com/gmmj0709/status/1320814871500541954

(翻訳・藍彧)