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 イギリスに住むある老人が20年間で6万点近くのアイテムを収集した。彼の死後、遺族が老人の遺品を整理すると、その価値は最大400万ポンド(約5億5千万円)に達することが分かった。

 イギリスの日刊紙『ザ・サン(The Sun)』によると、イギリスのラマン・シュクラ(Ramann Shukla)氏は、生前は名エンジニアで一人暮らしをしていた。2002年頃から「老後の年金」と称し、商品を購入し、毎週金曜日に多くの小包を受け取っていたという。

 彼のコレクションは、3DKの自宅、ガレージと大型のゴミ箱24コ、賃貸住宅までも埋め尽くした。住む場所が無くなったシュクラ氏は、人生最後の1年をホテルで過ごした。

 今年初め、シュクラ氏が心臓発作で亡くなった後、彼の遺族はオークション会社を雇い、彼のコレクションを整理した。家の中を空にするのに、8人のチームで6週間(約180時間)を費やした。

 ラマン・シュクラ氏のコレクションの中には、ジョン・F・ケネディ、ウィンストン・チャーチル、エルビス・プレスリー等の有名人のサイン入り写真や手紙の他、6,000冊以上のコミック、4,000冊以上のビンテージ本、3,000個の化学セット、1960~70年代のギターなどが含まれていた。その中には、『ザ・ファブ・フォー(The Fab Four)』のサインが入ったビートルズのアルバム『A Hard Day’s Night』も存在し、その価値は約4,000ポンド(約55万円)になるという。オークション会社は、コレクションの総額が50万ポンド~400万ポンド(7,000万円~5億5千万円)になると見積もっている。

(翻訳・藍彧)