湖北省高級人民法院の張忠斌副院長が10月19日午後、オフィスで自殺した。自殺した3日前には会議を主宰していた。中国メディア「財新網」が情報筋から入手した情報によると張の自殺当日、上官と午前中に面談があったという。
中国メディア「上游新聞」の報道によると、19日午後、湖北省高級人民法院副院長張忠斌がオフィスで自殺した。湖北省高級人民法院の警備員は19日午後、数台のパトカーと救急車が院内に入ってきたのを見かけたという。法院内部関係者は「あまりにも突然の出来事だ」と驚きを示した。
「財新網」が関係筋から入手した情報によると、19日午前に湖北省の上官が張と面談をした。昼ごろに知人が彼を昼食に誘ったが、断られた。当日午後4時くらいに、同院職員が張のオフィスに書類を届けた時、ノックしても返事がなく、ドアもロックされていた。電話も繋がらず、鍵でドアを開けたところ、遺体で見つかった。
湖北省高級人民法院は20日に、張は疾病を患っているために、長期的に服薬しており、オフィスで自殺したという訃報を出した。
報道によると、張が最後に姿を見せたのは16日で、法院の実務会議を主宰した。
ネットでは張副院長の自殺にコメントが殺到した。中には中国官僚システムを嘲るユーザーもいた。「共産党の幹部を全員面談させたら半分死ぬんじゃない?」「また憂鬱症か」「これで他に何人救われたかな」「これで一部は安心して眠れるだろう」「深く考えずにはいられない」「これが湖北の政治法律システムのシャッフルだ」
(翻訳・北条)